ヨガとは姉妹関係にあたるとされるアーユルヴェーダは世界最古の医学とされます。
何かしら病気になった時に対処する…というよりは、人それぞれの体質を見極めておくことで病気を未然に防ぐというという予防医学でもあります。
アーユルヴェーダでは心と体を一体として考えていて、その考えの中にその考えの中に「サトヴィック・ラジャシック・タマシック」という「3つのグナ(性質)」というものがあります。この三つは心の気質です。心にも、体と同様に性質があるんです。
・サットヴァな心…汚れや否定性がなく最高に純粋
自分に自信を持ち、自己への尊重心も強いが利己心はありません。他人を敬いながら行動しますが、他人の言うがままではありません。
・ラジャスな心…情熱的であると同時に激しさを持っている
時には激しい感情に振り回れることもあります。様々な刺激を求める状態です。
・タマスな心…関心の程度が低く、無知
行動力やエネルギーが欠けているような感じで、知性が無く無知です。不合理、貧欲、破壊的な発想ばかりを思いついてしまうような状態です。
ということなので、アーユルヴェーダやヨガの実戦では自分をいかにサットヴァな状態に近づける、サットヴァな状態で維持することが維持することが大切になります。
先日のヨガインストラクター養成講座にてこちらの単元を担当させていただいたのですが、その際に受講生の方へそれぞれの性質が高まった時って人はどんな生活をしていそうかをイメージしてもらいました。
私自身、気をつけてはいるもののなかなかサットヴァな状態になること、維持し続けることは難しいなと改めて思うのですが…
今日も今日とて、今自分の目の前にあることやものを大切にしつつ、自分のヨガをするのみなのです。
Loka Samasta Sukino Bhavantu
Om Shanti...
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